樋口裕一氏の書く心構え

先日とあるコンベンションで「受験小論文における第一人者」と言われている樋口裕一氏の講演を拝見し「書くこと」について氏の五つの心構えを伺えた。
五つの心構えには文章だけではなく音楽やデザインといったありとあらゆる分野でも成立するものもあり大変有効であると思えた。と同時にそれらの基本的な概念はしっかりと身につけていれば、容易に応用していける技術だと感じた。
どの分野にも言えることだが表現方法とは技術・手段であり内容そのものではない。
僕が誰かに感情を伝えるということは大変な事だ。なぜならターゲットである人々は全くの他人であり、しかも僕が伝えたい感情自体も絶対的な物だとは言い切れないからだ。僕は怒りを感じているが実は悲しいのかもしれないし、僕と世間の共通の“感情”の概念さえも無いからだ。
そんな曖昧なモノを伝えるときに”表現”という手段を使う。より豊かにより描写的に発展させたい。だからこそ基礎となる”型”は大切なのではないか。
もちろん彼のテクニックはそのすべてでは無いが、小論文を書いたことのない僕にはその考え方はとても新鮮なものだった。
そして昨日の正解が今日の正解である事はない、僕らはどの分野に生きていようと常に新しい表現に挑戦しそれを生みださなくてはいけない。

10. 7月 2008 by sankikim
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