London Symphony Orchestra Barbican Hole

僕がこれまでのゲルギエフのステージはすべて一晩一作曲家だったので、複数の作曲家による公演構成は初めてで、どう作り上げるのかが楽しみだった。
1曲目はラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌは想像していたよりももっとゆっくりで、情緒的だった。こんなアレンジにするんだ!Barbican Holeの響きは素晴らしかった。いつか初めて英国に来た日のことを思い出すことがあったら、今日の一曲目を思い出したい。そんな気持ちにさせた一曲。

ストラビンスキーのカルタ遊びは今回一番楽しみにしていた曲、トラッドで形式美を楽しめる一曲!気持ちをわかりやすく表現すると「ワクワク・サイコー、チョー楽しい」って感じ。前半のフィナーレはリヒャルト・シュトラウスのオーボエ・コンチェルトでオーボエはEmanuel Abbühl(スイス) で壮絶な集中力で第三楽章まで演奏しきってくれた。それにしても息づかいが僕の席まで聞こえてくるし、一般的なオーボエのイメージを超えたパワーだった。もちろん暴走することなく素晴らしいハーモニーだった。僕的今日一番の演奏はコレ!

インターバル後はドビュッシーの「遊戯」演奏の質でいったら今日イチはこれかな?カラクリ仕掛けの様なこの曲はバッチリでLSOのテクニックを十分に楽しめました。やはりLSOってテクニックに何の心配もなく聞けるオーケストラなんです。心配がないし、LSOのバイオリンユニットって一人一人の拡張じゃなくトータルでしっかりバイオリンユニットになっているという。だからユニットとしてのパワーを発揮できるんだね。チームワークだよ。

そしてエンディングのボレロ。我思う、年始めに「今年一年はボレロのように自分のルールを守りモチベーションを高めていきたい」と信条にして過ごしていた。結構しっかりその通り出来てたなと思う。つまり、そのルールの下では結構評価が高い一年だったんだが。結果、もっと変わっていかなきゃいかんだろうと。世界は広いのだ!答えや一級品があつまる場所なんて無いと。
広い世界を見るのだ!

Resident at the Barbican
Guest Leader: Roman Simovic
Sunday 13 December 2009 7.30pm
Ravel Pavane pour une infante défunte
Stravinsky Jeu de cartes
Strauss Oboe Concerto
Debussy Jeux
Ravel Boléro
Valery Gergiev conductor
Emanuel Abbühl oboe

15. 12月 2009 by sankikim
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