パリ・ロンドン放浪記



さてパリ・ロンドン放浪記と言えばジョージ・オーウェルですね。それまで全く興味をそそられなかったパリを一気に羨望の街にしたジョージ・オーウェルのこの作品は名作です。今回もきっかけはLSOです。Maurizio Polliniのブラームスピアノ協奏曲第1番のLSOとの共演があるということで18ヶ月前に予約していました。やはり、ロンドンだけ訪問してももったいないので前回同様に他に一都市見ようと言うことで今回はパリに決定。スペインもイタリアは一国限定でしっかり回りたい国だからね。

パリに着いて直ぐに憧れの街ルーアンに向かった。電車で90分、セーヌ川とノルマンディーの大地を北上する旅だ。フランス語は殆ど勉強して行かなかったので、コミュニケーションは大変だったが素敵な街だった。カフェではワールドカップの韓国戦が行われていたが旅の集中力が乱れそうだったので、無視した。帰りに4対○とかいう文字が見えたので心臓がドキドキしたけど徹底して気にしないようにした。

色々なレストランで食事をしたがベストワインはブノワ パリ本店で選んだシャトータルボだった。どうしてもお土産でカルバドスを渡したかった人がいるのだが残念ながら良いのが見つけられなかったのでお土産は全く同じシャトータルボ2006にしてみた。二日目に訪れたブノワ パリ本店は何度でも訪れたいと思わせる涙が出るほど素晴らしいお店だ。



ロンドンへの移動はユーロスターを使ってみた。日本では電車で国境を越える感覚はないよね?単純に体験してみたかったんです。
ルーアンへの道と同じ地域を通るんだけどスピードも違うし時間帯も遅かったので感慨深い気持ちになった。

フランスの広大な大地を感じて農業大国の顔を見た。(穀物、根菜、畜産などすべての農業部門において世界の上位10位の生産高を誇る。wikipedia調べ)日本とは基本的な経済の構造が違うなと。刺激的な時間でもあった。

ちなみに車内では隣のマダムがiPADに興味津々、ツンっと自慢してみた。
今回の旅にはポケットwifiをレンタルしてガイドブックはあえて持たなかった。気になる事や道順も直ぐにその場で調べられて大変便利だった。softbankは夏以降海外ローミング定額を提供するが海外旅行の仕方が大きく変わるだろう。ただし充電切れには注意!

あとフランスに行くのであれば、料理の名前は覚えて行った方がいいです。食事の時間の楽しみと満足度が三倍違います。エキサイティングな食事を望む場合は勉強しないほうが三倍楽しいです。



さて旅のメインはPolliniとLSOの共演。両方とも心から好きな人なので僕には夢の共演です。演目はブラームスピアノ協奏曲1番でしたが、ショパンのピアノコンチェルトだったら夢の共演と演目になってました。巨匠はヨーロッパでも巨匠、日系の人の割合が多いと感じたけど凄い人でした。
前半はバッハの6声のリチェルカーレ(大変美しい曲、LSO色全開!)とラッヘンマンという現代作曲家のGridⅡという現代曲。GridⅡは武満徹賞たるものを受賞した作品で予想したとおりの現代曲、おそらく受賞後の初演だったらしく本人も来場していました。これからの時代にこういうチャレンジな曲を書いたり演奏することに勇気を感じます。CDで30分聞けるか?というと危ない。気が狂ってしまうでしょう。

Mr.Polliniはやはり素晴らしい。ピアノパートが始まって少ししたらエンジンがかかりました。この人のブラームスもいいな!ショパンを弾くときとは全く別人と感じさせるが、よく聞くと全く同じ音色なんだな。熟成した巨匠の素晴らしい演奏でした。

23. 6月 2010 by sankikim
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